二重舞台(読み)ニジュウブタイ

デジタル大辞泉 「二重舞台」の意味・読み・例文・類語

にじゅう‐ぶたい〔ニヂユウ‐〕【二重舞台】

劇場で、平舞台より一段高い舞台平台箱馬組み合わせ、必要に応じて平舞台上に組み立てる。高さによって、常足つねあし中足ちゅうあし高足たかあしなどの別がある。

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精選版 日本国語大辞典 「二重舞台」の意味・読み・例文・類語

にじゅう‐ぶたい ニヂュウ‥【二重舞台】

〘名〙
① 劇場で、舞台の上に家の床(ゆか)土手などを作るときの、平舞台より一段高い台。その足の高さにより、尺高(しゃくだか)常足(つねあし)・中足(ちゅうあし)高足(たかあし)などの別がある。二重。
歌舞伎幼稚子敵討(1753)口明「二重舞台、大広間の体」
② 洋風の劇場で、舞台の上へさらに一段高く設けた舞台。

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世界大百科事典(旧版)内の二重舞台の言及

【歌舞伎】より

…名称の由来は〈いさり火〉に似たからというが,不詳である。 置舞台(おきぶたい)大道具で,舞台の上に敷きつめる檜板製の二重舞台のこと。舞踊や様式的な時代物などで使う。…

※「二重舞台」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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