二階堂行泰(読み)にかいどう・ゆきやす

朝日日本歴史人物事典 「二階堂行泰」の解説

二階堂行泰

没年:文永2.10.2(1265.11.11)
生年建暦1(1211)
鎌倉幕府政所執事二階堂行盛の子。寛元1(1243)年筑前守。建長1(1249)年,引付衆となる。同5年12月8日,政所執事となり,同月22日はじめて引付頭人兼務康元1(1256)年出家して法名を行善。正嘉2(1258)年評定衆。弘長2(1262)年政所執事を子行頼に譲るが,翌年行頼の死により還補される。

(永井晋)

出典 朝日日本歴史人物事典:(株)朝日新聞出版朝日日本歴史人物事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「二階堂行泰」の解説

二階堂行泰 にかいどう-ゆきやす

1211-1265 鎌倉時代武将
建暦(けんりゃく)元年生まれ。二階堂行盛の子。建長元年鎌倉幕府の引付衆,5年政所(まんどころ)執事,五番引付頭人,正元(しょうげん)元年評定衆となる。弘長(こうちょう)2年政所執事を子の行頼にゆずるが,翌年行頼の死により再任された。文永2年10月2日死去。55歳。法名は行善。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android