五体付(読み)ごたいづけ

精選版 日本国語大辞典 「五体付」の意味・読み・例文・類語

ごたい‐づけ【五体付】

〘名〙 男性髪形一つ。髪をひきつめて髷(まげ)を高く結ったもの。近世、主として侠客などの間で流行したが、遊女などもまねて結った。一説に、男の結髪の際、額の所に油でつける装飾という。
※虎明本狂言・麻生(室町末‐近世初)「きゃうりせんと申て、ごたいつけの下へぬらひでかなはぬ物でござる」

ごたい‐つき【五体付】

〘名〙 五体様子。からだつき。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

土砂災害

大雨や地震が誘因となって起こる土石流・地滑り・がけ崩れや、火山の噴火に伴って発生する溶岩流・火砕流・火山泥流などによって、人の生命や財産が脅かされる災害。...

土砂災害の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android