五十三次(読み)ゴジュウサンツギ

デジタル大辞泉 「五十三次」の意味・読み・例文・類語

ごじゅうさん‐つぎ〔ゴジフサン‐〕【五十三次】

東海道五十三次」の略。

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精選版 日本国語大辞典 「五十三次」の意味・読み・例文・類語

ごじゅうさん‐つぎ ゴジフ‥【五十三次】

[1] 江戸時代江戸日本橋から京都三条大橋に至る東海道に配せられた五三か所の宿駅。東海道五十三次。五十三駅。
※俳諧・天満千句(1676)二「夕立晴間を急ぐ御上洛〈宗恭〉 五十三次かきる馬の背〈武仙〉」
[2] 〘名〙 (多く東海道五十三次の絵を用いたところから) 道中すごろく異称
※雑俳・柳多留‐一七(1782)「五十三次へかけると湯もやすみ」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

世界大百科事典(旧版)内の五十三次の言及

【東海道】より

…宿はすでに既存の集落を利用したが,18年(元和4)に箱根宿,23年に川崎宿を設置するなど遅れたものもある。江戸(日本橋)・京都(三条大橋)間に品川,川崎,神奈川,保土ヶ谷,戸塚,藤沢,平塚,大磯,小田原,箱根,三島,沼津,原,吉原,蒲原,由比,興津,江尻,府中,丸子,岡部,藤枝,島田,金谷,日坂,掛川,袋井,見附,浜松,舞坂,新居,白須賀,二川,吉田,御油,赤坂,藤川,岡崎,池鯉鮒(ちりゆう),鳴海,宮,桑名,四日市,石薬師,庄野,亀山,関,坂下,土山,水口,石部,草津,大津の53宿があるので,五十三次という。また大津から伏見,淀,枚方(ひらかた),守口の4宿を経て大坂に至る京街道も東海道の延長とみなされる。…

※「五十三次」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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