五十子平村(読み)いなごだいらむら

日本歴史地名大系 「五十子平村」の解説

五十子平村
いなごだいらむら

[現在地名]松之山町五十子平

坪野つぼの村の南、高館城たかだてじよう山の東麓に位置し、東はひがし川が北流する。正保国絵図に高二八石余。天和三年郷帳では高二〇石六斗余、反別田一町六反余・畑屋敷一町五反余・山林六反余・青苧畑二反余で、漆木六本、家数六。安永九年(一七八〇)新田検地では高八石余。近世を通じ青苧・縮布を産して生計を立ててきた。西方標高四二〇メートルの地点に、東西断崖となった比高八〇メートルの高館城跡がある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android