五反沢村(読み)ごたんざわむら

日本歴史地名大系 「五反沢村」の解説

五反沢村
ごたんざわむら

[現在地名]小阿仁村五反沢

北流して小阿仁こあに川に注ぐ五反沢川流域に位置する。正保四年(一六四七)の出羽一国絵図に五反沢新田一八三石とみえる。享保一五年(一七三〇)の「六郡郡邑記」では戸数二二軒で、枝郷は上五反沢かみごたんざわ村二二軒、屋布やしき村一五軒の二ヵ村。寛政六年(一七九四)の六郡惣高村附帳では当高一七三石余、文化一二年(一八一五)の「秋田風土記」では一四〇石余で戸数六〇戸とある。

五城目ごじようめ街道から分れて五反沢川沿いに延びる街道が通じるが、奥深い森林地帯のため山道に変わり概して不便。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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