五天(読み)ゴテン

デジタル大辞泉 「五天」の意味・読み・例文・類語

ご‐てん【五天】

東西南北中央の天。大空
五天竺ごてんじく」の略。
そもそもさうといっぱ洽浩かふかうとして―の雲洪ひろく」〈盛衰記・一五〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「五天」の意味・読み・例文・類語

ご‐てん【五天】

  1. [ 1 ] 〘 名詞 〙
    1. 東・西・南・北・中央の天。大空。
    2. 仏語。世天(人の王)、生天(三界の諸天)、浄天(声聞・縁覚)、義天菩薩)、第一義天如来)をいう。
  2. [ 2 ]ごてんじく(五天竺)」の略。
    1. [初出の実例]「訶陵弁弘、経五天而接足。新羅恵日、渉三韓而頂載」(出典:性霊集‐二(835頃)大唐青龍寺故三朝国師碑)
    2. [その他の文献]〔王維‐六祖能禅師碑銘序〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android