五官(読み)ゴカン

精選版 日本国語大辞典 「五官」の意味・読み・例文・類語

ご‐かん‥クヮン【五官】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 視覚聴覚嗅覚(きゅうかく)味覚触覚の五つを感覚する器官。目、耳、鼻、舌、皮膚の総称。感官。仏語では五根。
    1. [初出の実例]「百里奚車長可轄、五官掾火遂無燃」(出典江談抄(1111頃)四)
    2. [その他の文献]〔荘子‐天運〕
  3. 京都の上賀茂神社神職の位の五つ、神主禰宜(ねぎ)、権(ごん)、祝(はふり)、権祝の称。
    1. [初出の実例]「一、五官の内社務不参之時は禰宜方の社司を以すゑなり」(出典:賀茂別雷神社嘉元年中行事(1303‐06頃))

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「五官」の読み・字形・画数・意味

【五官】ごかん

五官能。耳・目・鼻・口・形(心)。

字通「五」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

デジタル貿易

国境を越えて、データや情報の移転を伴う商取引の総称。ECサイトやコンテンツ配信サービスの利用、国外にある宿泊施設の予約など、インターネットを基盤とし、電子的または物理的に提供される製品・サービス全般を...

デジタル貿易の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android