五日市八幡神社(読み)いつかいちはちまんじんじや

日本歴史地名大系 「五日市八幡神社」の解説

五日市八幡神社
いつかいちはちまんじんじや

[現在地名]五日市町五日市六丁目

八幡やわた川河口近くの右岸鳩川はとがわの地にある標高約二〇メートルの小丘を背に鎮座仲哀天皇・神功皇后・応神天皇を祀り、伊弉諾命を相殿とする。

もと坪井の椿原つぼいのつばきはらにあったが、天文年間(一五三二―五五)暴風雨のため当地に押流され、村人がこれを祀ったのが始まりと伝える。この時神社の扉が漂着した所を御戸森みともりというと伝える。宝永年間(一七〇四―一一)社殿が破損したため皆賀みなが村の八幡神社に相殿として祀られ、「国郡志下調書出帳」は、五日市村の氏神を皆賀八幡神社としている。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android