五明院(読み)ごみよういん

日本歴史地名大系 「五明院」の解説

五明院
ごみよういん

[現在地名]川之江市金生町下分

享保六年(一七二一)の下分村明細帳に「讃州豊田郡萩原村地蔵院末寺、真言宗、檀育山、五明院如意輪寺、境内南北四拾間東西弐拾間」とある。現在は高野山真言宗で、本尊聖如意輪観世音。寺伝によると、本尊如意輪観世音像は恵心作、大師堂の弘法大師像は延宝七年(一六七九)の作という。寺は慶長年間(一五九六―一六一五)光明こうみよう寺・極楽ごくらく寺・宝蔵ほうぞう寺・二天にてん寺・皆蔵かいぞう寺の五寺を併せたので五明院と称した。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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