五郎八茶碗(読み)ゴロハチヂャワン

デジタル大辞泉 「五郎八茶碗」の意味・読み・例文・類語

ごろはち‐ぢゃわん【五郎八茶×碗】

普通よりやや大きな飯茶碗。江戸初期に肥前陶工高原五郎八によってつくり出されたという。

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精選版 日本国語大辞典 「五郎八茶碗」の意味・読み・例文・類語

ごろはち‐ぢゃわん【五郎八茶碗】

  1. 〘 名詞 〙 江戸初期、肥前(佐賀県有田の高原(竹原)五郎八によってつくり出されたという染付磁器の大型の碗。のちには、大きくて粗末な染付の飯茶碗の称となった。五郎八は五郎七の弟または同一人とされるが詳細不明。ごろはち。
    1. [初出の実例]「供の奴(やっこ)が五良八茶碗(ヂャワン)」(出典:談義本・無而七癖(1754)一)

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食器・調理器具がわかる辞典 「五郎八茶碗」の解説

ごろはちぢゃわん【五郎八茶碗】

普通より大ぶりで厚手の飯茶碗。江戸初期に備前の陶工・高原五郎八によって作られたとされる。

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