五里郷(読み)ごのりごう

日本歴史地名大系 「五里郷」の解説

五里郷
ごのりごう

現大野町の五之里に比定される。嘉元四年(一三〇六)六月一二日の昭慶門院領目録(京都大学蔵古文書集)に「五里京極局」とあり、国衙領であったことが知られる。地頭職はこれより先、寛喜二年(一二三〇)八月一三日の長沼宗政所領譲状(皆川文書)に「美濃国石太郷・五里郷・津布良」とあり、嫡子長沼時宗に譲られている。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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