五領式土器(読み)ごりょうしきどき

日本大百科全書(ニッポニカ) 「五領式土器」の意味・わかりやすい解説

五領式土器
ごりょうしきどき

南関東の古墳時代前期の土器土師器(はじき))型式。埼玉県東松山市柏崎(かしわざき)五領遺跡出土の土器群をもって1955年(昭和30)に中山淳子(あつこ)らによって認定された。壺(つぼ)、台付き甕(かめ)、甑(こしき)、高坏(たかつき)、小形器台(きだい)、小形丸底坩(かん)、鉢などからなり、在来の土器に東海西部・畿内(きない)など他地域の土器要素が組み合わさって成立した。

[岩崎卓也]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

今日のキーワード

ワーキングホリデー

協定締結国の国民に対し,休暇の機会と,その間の滞在費用を補う程度の就労を認める査証(ビザ)を発給する制度。二国間の協定に基づき,国際的視野をもった青少年を育成し,両国間の相互理解と友好関係を促進するこ...

ワーキングホリデーの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android