井上光(読み)イノウエ ヒカル

20世紀日本人名事典 「井上光」の解説

井上 光
イノウエ ヒカル

明治期の陸軍大将,男爵



生年
嘉永4年11月8日(1851年)

没年
明治41(1908)年12月17日

出生地
周防国岩国(山口県)

旧姓(旧名)
森脇

学歴〔年〕
大阪青年学校中退

経歴
岩国藩精義隊員として戊辰戦争従軍戦後、親兵を率いて上京し、陸軍大尉に任ぜられる。明治10年西南戦争で功をたて、熊本鎮台参謀副長となる。日清戦争では第二軍参謀長として参戦日露戦争では第十二師団長として出征鴨緑江攻略を成功させ勇名を馳せた。39年第四師団長、同年男爵。41年陸軍大将に進んだ。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「井上光」の解説

井上光 いのうえ-ひかる

1851-1908 明治時代軍人
嘉永(かえい)4年11月8日生まれ。明治4年陸軍にはいり,10年西南戦争に軍功をたてる。27年日清(にっしん)戦争に第二軍参謀長として出征。日露戦争では第十二師団長として鴨緑江(おうりょっこう)の攻略に成功。41年陸軍大将。男爵。明治41年12月17日死去。58歳。周防(すおう)(山口県)出身本姓は森脇。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

朝日日本歴史人物事典 「井上光」の解説

井上光

没年:明治41.12.17(1908)
生年:嘉永4.11.8(1851.11.30)
明治期の陸軍軍人。岩国藩(山口県)藩士森脇兵介の子。同藩精義隊員として戊辰戦争に従軍。戦後御親兵小隊長となった。日露戦争(1904~05)では第12師団を率い,鴨緑江,細河の攻略に成功して男爵を授けられ,明治41(1908)年大将に進んだ。緻密な性格陽明学にも明るく,書道を得意とした。

(山崎有恒)

出典 朝日日本歴史人物事典:(株)朝日新聞出版朝日日本歴史人物事典について 情報

367日誕生日大事典 「井上光」の解説

井上 光 (いのうえ ひかる)

生年月日:1851年11月8日
明治時代の陸軍軍人。大将;男爵
1908年没

出典 日外アソシエーツ「367日誕生日大事典」367日誕生日大事典について 情報

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