井上玄桐(読み)いのうえ げんとう

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「井上玄桐」の解説

井上玄桐 いのうえ-げんとう

?-1702 江戸時代前期の儒者,医師。
はじめ寺井玄東と称し,医術曲直瀬正盛(まなせ-しょうせい)の門にまなび,天和(てんな)2年水戸藩主徳川光圀(みつくに)のお抱えとなる。筆跡が似ていて光圀の代筆もつとめたという。光圀の没後郷里の京都にかえり,光圀の言行録「玄桐筆記」をあらわした。元禄(げんろく)15年死去。号は挹翠(ゆうすい)。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android