井之川(読み)いのーあつかい

日本歴史地名大系 「井之川」の解説

井之川
いのーあつかい

近世、しぎや間切のうちに置かれた行政区分。所属した村は七ヵ村であるが、うち五ヵ村は間切のほぼ中央部にあり、二ヵ村は同じ間切内の亀津かむいじ花徳けど村を挟んで北にある。いずれも現徳之島町域である。寛文四年(一六六四)頃、井之川与人の嫡男らが徳之島で初めて医道を修めるために鹿児島に三ヵ年滞留している。享保一九年(一七三四)井之川与人の大和瀬が上国を命じられている。宝暦一一年(一七六一)井之川与人である嶺澄が砂糖の増産に功があったとして代々衆中格に任じられている。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android