井原[市](読み)いばら

百科事典マイペディア 「井原[市]」の意味・わかりやすい解説

井原[市]【いばら】

岡山県南西部の市。1953年市制。市街地は高梁(たかはし)川の支流小田川の渓口集落山陽道宿場町一体となって発達,七日市(なぬかいち)に本陣があった。伝統的な備中(びっちゅう)小倉織の発祥地として知られ,近年はジーンズ生産が盛ん。ほかに輸送用機器,弱電,食品容器製造などの工場立地が進み,内陸型工業都市として発展しつつある。特産ブドウがあり,ワインの生産も行われる。小田川堤は桜の名所。2005年3月小田郡美星町,後月郡芳井町を編入。243.54km2。4万3927人(2010)。

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