井原山村(読み)いわらやまむら

日本歴史地名大系 「井原山村」の解説

井原山村
いわらやまむら

[現在地名]前原市瑞梅寺ずいばいじ

瑞梅寺村の南の山間に位置する同村の枝郷(続風土記)。南の肥前国小城おぎ郡境に井原山(九八三メートル)がある。福岡藩領。田圃志に村名がみえ、元禄五年(一六九二)の高四六八石余、反別三二町五反余などとあるが、瑞梅寺村と合せた数値。石高書上帳案の郡帳高三〇一石余。年貢などは瑞梅寺村と別に課せられたが、同村に含められることが多かった。東西に分れ、東が本村であった。文化五年(一八〇八)には五町七反余の土地に四七戸・二〇〇人がおり、炭焼や井原村への出作りを行った(筑前西郡史)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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