井守の黒焼き(読み)いもりのくろやき

精選版 日本国語大辞典 「井守の黒焼き」の意味・読み・例文・類語

いもり【井守】 の 黒焼(くろや)

娼薬(びやく)一つイモリ雌雄黒焼きにして粉末にしたもの。思いをかけた相手にそれと知らせないで振りかけたり、酒に入れて飲ませると、思いがかなうといわれる。
浮世草子傾城禁短気(1711)四「つひに初会にかふした図はない事、若(もし)はゐもり黒焼にてもおふりかけなされたか」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android