井田吉六(読み)いだ きちろく

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「井田吉六」の解説

井田吉六 いだ-きちろく

1792-1861 江戸時代後期の陶工
寛政4年生まれ。はじめ江戸の骨董(こっとう)商。文政8年(1825)から浅草自作陶器「吉六焼」を販売して名をたかめ,将軍徳川家斉(いえなり)の臨席のもとで席焼きもおこなった。のち長崎亀山窯(かめやまよう),伊勢(いせ)の射和(いさわ)万古窯などの復興をたすけた。文久元年死去。70歳。下総(しもうさ)海上(うなかみ)郡(千葉県)出身。号は乾斎,己斎。一説に姓は飯田

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android