亜父(読み)アフ

デジタル大辞泉 「亜父」の意味・読み・例文・類語

あ‐ふ【亜父】

《「史記項羽本紀から》父に次いで尊敬する人。

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精選版 日本国語大辞典 「亜父」の意味・読み・例文・類語

あ‐ふ【亜父】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「あ(亜)」は「次」の意 )
  2. 父に次いで尊敬する人。父のごとく尊ぶ人。
    1. [初出の実例]「亜父とは亜は次なり。尊敬して次父と云心ぞ」(出典史記抄(1477)六)
    2. [その他の文献]〔史記‐項羽本紀〕
  3. 血のつながりのない父。ままちち。継父
    1. [初出の実例]「小児の時、其父死し、其母再嫁(さいか)してその亜父に養はる」(出典:西国立志編(1870‐71)〈中村正直訳〉五)

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普及版 字通 「亜父」の読み・字形・画数・意味

【亜父】あほ

父に次いで尊親すべき人。〔史記、項羽紀〕亞して坐す。亞とは(はんぞう)なり。

字通「亜」の項目を見る

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