亡骸(読み)ナキガラ

デジタル大辞泉 「亡骸」の意味・読み・例文・類語

なき‐がら【亡骸】

死んで魂の抜けてしまったからだ。死体。しかばね。遺体。「亡骸を葬る」
[類語]死体死骸遺体遺骸死屍しかばねかばねむくろ

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「亡骸」の意味・読み・例文・類語

なき‐がら【亡骸】

〘名〙
① 死んで魂のぬけてしまった肉体。死んだ人間のからだ。しかばね。死骸。死体。現代では死体や遺骨を敬っていう。
※朱雀院御集(10C後)「ひとりねにありしむかしのおぼほえて猶なきからをもとめつる哉」
② 比喩的に、役目を終えて無用になったものをいう。
※筆まかせ(1884‐92)〈正岡子規〉一「此箱火鉢は半ば崩れ半ば焦げ、灰はかたまって塵をあげず、マッチのなきからは墓碑の如く林立す」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android