交感(読み)コウカン

精選版 日本国語大辞典 「交感」の意味・読み・例文・類語

こう‐かんカウ‥【交感】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 互いに感じ合うこと。
    1. (イ) 人と人とが感じ合うこと。気持が通じ合うこと。
      1. [初出の実例]「宜なり男女交感の事尤多きや」(出典:明六雑誌‐二〇号(1874)新聞紙論〈津田真道〉)
    2. (ロ) 物事が互いに反応し合うこと。
      1. [初出の実例]「雨雨天地交感(コウカン)してあれば風雨時に従ふなり」(出典地蔵菩薩霊験記(16C後)乙)
  3. 交尾すること。
    1. [初出の実例]「たとへば唐犬を和犬と交感(コウカン)(〈注〉ツルム)すれば」(出典:心学奥の桟(1822)上)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「交感」の読み・字形・画数・意味

【交感】こう(かう)かん

感じあう。宋・轍〔南郊賀表〕感し、澤旁なり(あまねし)。

字通「交」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android