交通・行通(読み)こうつう

精選版 日本国語大辞典 「交通・行通」の意味・読み・例文・類語

こう‐つう カウ‥【交通・行通】

〘名〙
① 人や乗り物が道を行ったり来たりすること。人が互いにゆききすること。通行往来
※続日本紀‐天平元年(729)二月戊寅「上毛野朝臣宿奈麻呂等七人、坐長屋王交通並処流」
史記抄(1477)八「錮字は鍋釜のすきまから水の漏を鋳ふさぐ様に人の交通するをせきとむる心ぞ」 〔史記‐灌天〕
運輸および通信機関を用いて遠隔地との間で行なわれる、人の往復貨物輸送、また意思伝達
※新聞雑誌‐一一号・明治四年(1871)八月「東洋と『合衆国』との交通(コウツウ)更に一層を進め」
③ 男女が性交すること。交接。きょうつう。
霊異記(810‐824)下「皇后と同じ枕に交通し」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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