京指物(読み)きょうさしもの

事典 日本の地域ブランド・名産品 「京指物」の解説

京指物[木工]
きょうさしもの

近畿地方、京都府の地域ブランド。
京都市で製作されている。京都の指物平安時代の宮廷文化に端を発するという。室町時代以降に専門の指物師があらわれ、茶道文化の確立とともに発展した。無垢板を用いた高級和家具の調度指物と、桐・杉・桑・欅などの木材を生かした茶道具指物がある。繊細な意匠と精緻な技法に優れ、良材の美しい木目を生かす木地仕上げを特徴とする。耐久性も備えている。1976(昭和51)年6月、通商産業大臣(現・経済産業大臣)によって国の伝統的工芸品に指定。

出典 日外アソシエーツ「事典 日本の地域ブランド・名産品」事典 日本の地域ブランド・名産品について 情報

デジタル大辞泉プラス 「京指物」の解説

京指物

京都府京都市を中心に生産される木工芸。平安時代に始まり、室町時代以降の茶道文化とともに発展したされる。国の伝統的工芸品に指定されている。

出典 小学館デジタル大辞泉プラスについて 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android