京都で行われる染物の総称。794年(延暦13)平安遷都に際し織部司(おりべし)が設けられて以来,日本の染織の技術・生産・流行の面でつねに中心的位置を占めてきた歴史を背景に,他の都市や地方の染物に対する優越性を示している。用語としては武田信玄の掟書(おきてがき)にあるのが最初といわれ,江戸時代には一般に用いられた。友禅染・絞染(しぼりぞめ)・中形(ちゅうがた)染・小紋染など各種あったが,分業化が発達し悉皆(しっかい)屋がそれらをとりまとめる点は共通の特色。
出典 山川出版社「山川 日本史小辞典 改訂新版」山川 日本史小辞典 改訂新版について 情報
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
乞巧奠〈公事十二ケ月絵巻〉〘 名詞 〙 陰暦七月七日の行事。乞巧は技工、芸能の上達を願う祭。もと中国の行事であるが、日本でも奈良時代以来、宮中の節会(せちえ)としてとり入れられ、在来の棚機津女(たなば...