京極高和(読み)きょうごく たかかず

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「京極高和」の解説

京極高和 きょうごく-たかかず

1619-1662 江戸時代前期の大名
元和(げんな)5年3月10日生まれ。寛永14年6月嗣子のない伯父京極忠高(出雲(いずも)松江藩主)の死去で,いったん絶家となった京極家を,同年12月播磨(はりま)(兵庫県)竜野(たつの)藩主となり再興した。万治(まんじ)元年国替えにより讃岐(さぬき)(香川県)丸亀藩主京極家初代となる。6万石余。寛文2年9月13日死去。44歳。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の京極高和の言及

【京極氏】より

…鎌倉時代以来の武家。宇多源氏の近江佐々木氏の流れ。佐々木信綱の三男泰綱は京都六角東洞院に住して六角氏を称し近江国守護となり,四男氏信は京極高辻に住して京極氏を称した。京極氏は5代佐々木高氏(道誉)によって南北朝・室町期の隆盛の基が築かれた。高氏は元弘・建武の騒乱で足利尊氏の最も忠実な武将として活躍し,重用されてその勢いは惣領家六角氏をしのいだ。高氏の功により歴代室町幕府評定衆に列し,侍所所司の家格(四職)を得,孫高詮の後は飛驒・出雲・隠岐3国の守護職を相伝した。…

※「京極高和」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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