京談(読み)キョウダン

デジタル大辞泉 「京談」の意味・読み・例文・類語

きょう‐だん〔キヤウ‐〕【京談】

京言葉京都弁
東人あづまびとの―を無理に似せたるは、殊の外に聞きにくきものなり」〈吉原すずめ・下〉

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精選版 日本国語大辞典 「京談」の意味・読み・例文・類語

きょう‐だんキャウ‥【京談】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 言葉京都弁。
    1. [初出の実例]「あつま人のきゃうだんを、むりににせたるは、ことの外に、ききにくきもの也」(出典:評判記・吉原すずめ(1667)下)
  3. 一種の美しい趣のある言葉。
    1. [初出の実例]「俗に、物のみやびやかなる事を京風と云。詞の章(あや)あるを京談(きゃうダン)と云」(出典:諺草(1699)幾)
  4. 京都に関する話。
  5. 京言葉を使う人。京都の人。

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