京都見廻組(読み)きょうとみまわりぐみ

改訂新版 世界大百科事典 「京都見廻組」の意味・わかりやすい解説

京都見廻組 (きょうとみまわりぐみ)

江戸幕府は浪士取締りのため文久期に新撰組新徴組を編成したが,その後京都市中に潜入する尊攘討幕の浪士取締りのため,1864年(元治1)に改めて京都見廻組を組織した。旗本の次・三男から腕の立つ者を選んだが,人員不足に悩まされ,その活動の事跡もはっきりしない。ただ67年(慶応3)11月15日,京都の近江屋に坂本竜馬中岡慎太郎を襲撃したのは佐々木只三郎組の者たちであったとされている。
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百科事典マイペディア 「京都見廻組」の意味・わかりやすい解説

京都見廻組【きょうとみまわりぐみ】

1864年京都市中に潜入する尊攘討幕の浪士取締りのため江戸幕府によって組織され,旗本の次・三男から選ばれた。しかし活動の事跡ははっきりしない。

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