京雛(読み)きょうびな

精選版 日本国語大辞典 「京雛」の意味・読み・例文・類語

きょう‐びな キャウ‥【京雛】

〘名〙
京都製の木彫りの雛人形。特に顔かたちの美しいことで名高い。《季・春》
随筆・足薪翁記(1842頃)三「さて京雛、下り雛、帝雛等の句はあまた見えてうるさければ抄出せず」
② 転じて、美男美女の異称
人情本・仇競今様櫛(1830‐33)初「京(キャウ)びなといふ略名(あだな)の人」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

事典 日本の地域ブランド・名産品 「京雛」の解説

京雛[人形・玩具]
きょうひな

近畿地方京都府地域ブランド
京都産の雛人形。京都には西陣織友禅染などがあるため、人形衣装に恵まれている。朝廷の伝統的文化を身近に継承し、高級品需要もあったことから、京雛は江戸時代以降に確固たる地位を築いた。2006(平成18)年12月、特許庁地域団体商標に登録された。商標登録番号は第5011924号。地域団体商標の権利者は、京人形商工業協同組合。

出典 日外アソシエーツ「事典 日本の地域ブランド・名産品」事典 日本の地域ブランド・名産品について 情報

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