亭主石(読み)ていしゅいし

精選版 日本国語大辞典 「亭主石」の意味・読み・例文・類語

ていしゅ‐いし【亭主石】

  1. 〘 名詞 〙 茶庭露地に配置する石の一種。中潜(なかくぐり)内側に据えてある乗越石(のりこしいし)手前にある、扁平な石をいう。客が腰掛にそろったことを勝手に告げると、亭主がこの石の所まで迎えに出るので、この名がある。乗越石で兼ねる場合もある。
    1. [初出の実例]「手燭ハのりこへ石・亭主石の間にふミ違の石あれハ、是に置也」(出典:石州三百ケ条(1665)一)
  2. 客石

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android