人寰(読み)ジンカン

デジタル大辞泉 「人寰」の意味・読み・例文・類語

じん‐かん〔‐クワン〕【人×寰】

人間世界。世の中。世間

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「人寰」の意味・読み・例文・類語

じん‐かん‥クヮン【人寰】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「寰」は区域の意 ) 人間の住んでいる所。世の中。世間。人間界
    1. [初出の実例]「豈敢為人寰之翫。須以作仏界之資」(出典:本朝文粋(1060頃)一四・清慎公奉為村上天皇修諷誦文〈菅原文時〉)
    2. [その他の文献]〔蘇軾‐送程七表弟知泗州詩〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「人寰」の読み・字形・画数・意味

【人寰】じんかん(くわん)

人境。唐・白居易長恨歌〕詩 頭(かうべ)を回(めぐ)らして、下(しも)人寰をむ處 長安を見ず、塵霧(ぢんむ)を見る

字通「人」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android