世界大百科事典(旧版)内の人工器官の言及
【サイボーグ】より
…この名称は1960年にクラインズM.Crynesにより提唱され,〈意識せずとも完全な平衡調節系として働く体外的に拡張敷衍された有機的複合体〉と定義される。現実には,生物の機能拡大という当初の積極的な意図は薄れ,主として人間の機能欠損を補てんする義肢や人工器官など医療サイボーグが研究の主流となっている。またSF的空想の世界では,これがスーパーマンと身体障害者の二面性を持つ新たなキャラクターとしてうけとめられ,それをテーマとする物語が数多く書かれている。…
※「人工器官」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」