デジタル大辞泉 「人食いバクテリア」の意味・読み・例文・類語 ひとくい‐バクテリア〔ひとくひ‐〕【人食いバクテリア】 劇症型溶血性連鎖球菌感染症の原因となる細菌群の通称。発症後、急速に手足の筋肉や皮膚などを壊死させ、多臓器不全から死に至る場合もあることから。また、劇症型溶血性連鎖球菌感染症のこと。→溶血性連鎖球菌 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例 Sponserd by
知恵蔵mini 「人食いバクテリア」の解説 人食いバクテリア 「溶血性レンサ球菌」あるいは「ビブリオ・ブルニフィカス菌」の俗称。「レンサ球菌」は喉や皮膚に常在するごくありふれた病原菌であり、「ビブリオ・ブルニフィカス菌」は海水中の魚介類などに広く分布しているが、肝炎や糖尿病などの罹患者、免疫力の低下した人などが感染すると、「劇症型溶血性レンサ球菌感染症」を引き起こすことがある。罹患すると、わずか数時間から1日ほどで足などの筋肉が急速に腫れ壊死していく。その激しい壊死の様子が「人を食べていく」ように思われるため、この名称がつけられた。進行した場合の死亡率は高く、初期症状が現れた時点で治療することが重要。日本では、本疾患の患者数が2010年は123人だったが、11年には198人と約1.6倍に増えたことが国立感染症研究所のまとめでわかり、12年はさらに増加傾向を示している。 (2012-09-24) 出典 朝日新聞出版知恵蔵miniについて 情報 Sponserd by
百科事典マイペディア 「人食いバクテリア」の意味・わかりやすい解説 人食いバクテリア【ひとくいバクテリア】 →劇症溶連菌感染症 出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報 Sponserd by