デジタル大辞泉
「今に始めぬ」の意味・読み・例文・類語
今に始め◦ぬ
前からあったことで、今急に始まったことではない。少しも変わったことではない。
「弓矢取る身のならひ、―◦ぬ事なれども」〈曽我・九〉
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
いま【今】 に=始(はじ)めぬ[=始(はじ)まったではない]
従来からあったことで、少しも変わらない。今、急に始まったことではない。
※
曾我物語(南北朝頃)九「弓矢取る身のならひ、今にはじめぬ事なれども、親のために命をかろくし」
※
多情多恨(1896)〈
尾崎紅葉〉前「今に始ったではないが、変な人だと思ひながら」
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報