今新町(読み)いまじんまち

日本歴史地名大系 「今新町」の解説

今新町
いまじんまち

[現在地名]高松市今新町・御坊町ごぼうまち

大工だいく町・桶屋おけや町の南、丸亀まるがめ町筋から東へ三区画を占め、東は野方のがた町。南は御坊町の諸寺院で、東西約一五〇間・南北約四〇間の両側町(天保一五年城下図)。生駒氏時代屋敷割図では小人町の北側部分にあたる。松平頼重の時代に城下町が南に発展し、兵庫ひようご町南のしん(古新町)に対して今新町と名付けたと考えられる。享保年間(一七一六―三六)の城下図に町名がみえ、南側西端にある同心長屋と、その向いの一画を同心どうしん町と俗称していた。

今新町
いましんまち

[現在地名]豊橋市西新にししん

モ町の東に続く表町。寛延三年(一七五〇)の吉田二十四町差出帳(橋良文庫蔵)による戸口は、六一軒・二七八人、うち男一三二・女一四六である。

水野忠清城主であった寛永九年(一六三二)から同一九年の頃に、東惣門の外に町家を建てて今新町とよんだと伝える。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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