今様姿(読み)いまようすがた

精選版 日本国語大辞典 「今様姿」の意味・読み・例文・類語

いまよう‐すがた いまヤウ‥【今様姿】

[1] 〘名〙
当世はやりの姿。現代的な風趣。
※白氏文集天永四年点(1113)三「天宝年中の時勢粧(イマヤウスカタ)なれば、上陽の人苦しび最も多し」
② 当世流行の歌謡
※浮世草子・小夜衣(1683)序「其大概(むね)のみをしるしてしかも時勢粧(イマヤウスガタ)ならぬ事を思ひたとりそこはかとなく書つづくるとて」
[2] (「時勢粧」とも書く) 俳書。六巻、七冊。松江維舟の編。寛文一二年(一六七二)刊。維舟俳論巻頭に、詩、歌、謡、狂言等を本歌とする四季発句その他を集めて、当時の風潮を示したもの。

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