今様色(読み)イマヨウイロ

デジタル大辞泉 「今様色」の意味・読み・例文・類語

いまよう‐いろ〔いまヤウ‐〕【今様色】

平安中期に流行した染め色。濃い紅梅色
かさねの色目の名。表は紅梅、裏は濃い紅梅。

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精選版 日本国語大辞典 「今様色」の意味・読み・例文・類語

いまよう‐いろ いまヤウ‥【今様色】

〘名〙
染色の名。当世流行の、ベニバナで染めた色。一説に、紅梅の濃い色。あるいは、「ゆるし色」に同じという(源氏男女装束抄(1517頃))。
※宇津保(970‐999頃)蔵開上「いまやう色の御ぞ、桜がさね奉りて」
② 襲(かさね)色目の名。表は紅梅、裏は濃い紅梅(胡曹抄(1480頃))。

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