今谷村(読み)いまだにむら

日本歴史地名大系 「今谷村」の解説

今谷村
いまだにむら

[現在地名]岡山市今谷

沢田さわだ村の東にあり、集落は笠井かさい山北麓一帯に開け、北辺を百間ひやつけん川が東流する。寛永備前国絵図に村名がみえ、高四三六石余。正保郷帳に水損所と注記される。「備前記」によると山寄りの集落で、「備陽記」では田畑二六町余、家数七二(寺とも)・人数三四九、池一。文化年間の「岡山藩領手鑑」によれば直高六七七石余、蔵入と家臣八人の給地。田高三六三石余・一八町九反余、畑高六二石余・七町余、家数五〇・人数二二八、牛一四、池二、樋五、給所藪八、請藪八(請銀四匁余)、石橋九。


今谷村
いまだにむら

[現在地名]篠山市今谷

みや村の北東に位置する。古くは里畑さとはた村のうちで、正保郷帳に「今谷村」とみえ、田高九八石余・畠高七石余。元禄郷帳では里畑を冠称し、高一〇九石余。天明三年(一七八三)の篠山領内高並家数人数里数記では畑組で、家数一二・人数六一。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

五節舞

日本の上代芸能の一つ。宮廷で舞われる女舞。大歌 (おおうた) の一つの五節歌曲を伴奏に舞われる。天武天皇が神女の歌舞をみて作ったと伝えられるが,元来は農耕に関係する田舞に発するといわれる。五節の意味は...

五節舞の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android