仏地(読み)ブツジ

デジタル大辞泉 「仏地」の意味・読み・例文・類語

ぶつ‐じ〔‐ヂ〕【仏地】

仏語
仏の位。仏の境界
仏の教えの説かれる場所寺院またはその寺地

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「仏地」の意味・読み・例文・類語

ぶつ‐じ‥ヂ【仏地】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「ぶっち」とも )
  2. ( [梵語] buddha-bhūmi の訳 ) 仏語。菩薩究極成道地位で、仏の位をいう。悟りの位、仏の境界のこと。仏果
    1. [初出の実例]「而常言仏地万徳円備」(出典:勝鬘経義疏(611)歎仏真功徳章)
    2. [その他の文献]〔瑜伽論‐七八〕
  3. 仏の教えが説かれ伝えられていく場所。つまり、寺院またはその寺地。〔日葡辞書(1603‐04)〕
    1. [初出の実例]「普賢寺とて〈略〉万世不易の仏地なるに」(出典:俳諧・文化句帖‐補遺(1806‐11))

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android