仏教行事(読み)ぶっきょうぎょうじ

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「仏教行事」の意味・わかりやすい解説

仏教行事
ぶっきょうぎょうじ

民間で慣習化した仏教儀礼。年中行事としては,日本の正月行事が仏教化したもので1月と2月に行われる修正会と修二会春分秋分の日を中心に7日間行われる彼岸会,4月8日に花で飾った誕生仏に甘茶を注いで釈尊の誕生を祝う仏生会,インドで夏の雨季の間に堂にこもって修行する夏安居 (げあんご) の行事と,日本における祖先招魂祭とが結合した盂蘭盆会などがおもなものである。このほか臨時の祈願行事として,雨乞い安産,病気治癒などを目的として行われるものに,象徴的に経典を読む大般若経転読や,火を焚いて祈願する護摩などの行事がある。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android