仏桑花(読み)ブッソウゲ

デジタル大辞泉 「仏桑花」の意味・読み・例文・類語

ぶっそう‐げ〔ブツサウ‐〕【仏桑花】

アオイ科の常緑小低木。葉は卵形で先がとがる。夏から秋、長い柄をもつ赤い大きな5弁花を開き、管状に癒合した雄しべ雌しべとが突き出す。中国原産で、観賞用とし、花が黄や橙色などの品種もある。ハイビスカス扶桑ふそう 夏》「よく駈けるヒヨコ愛らし―/零余子

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精選版 日本国語大辞典 「仏桑花」の意味・読み・例文・類語

ぶっそう‐げ ブッサウ‥【仏桑花】

〘名〙 アオイ科の常緑低木。中国原産と推定され、観賞用に熱帯地方温室などで栽培される。高さ一~二メートル。葉は互生し柄をもち卵形で縁に粗い鋸歯がある。夏から秋にかけ、新しい枝の葉腋ムクゲに似た漏斗状の五弁花が咲く。花の色は赤・黄・白など品種によって種々ある。多数の雄しべは癒合して筒となり長く花の外に突き出し、雌しべはこれを貫いてさらにとび出し、先端は五裂する。漢名、朱槿・扶桑。ふそうげ。ぶっしょうげ。《季・夏》
随筆・秉燭譚(1729)四「近年琉球国より来るよしにて、仏桑花と云奇卉あり」

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動植物名よみかた辞典 普及版 「仏桑花」の解説

仏桑花 (ブッソウゲ・ブッショウゲ)

学名Hibiscus rosa‐sinensis
植物。アオイ科の常緑低木・小高木,園芸植物,薬用植物

出典 日外アソシエーツ「動植物名よみかた辞典 普及版」動植物名よみかた辞典 普及版について 情報

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