仏谷村(読み)ほとけだにむら

日本歴史地名大系 「仏谷村」の解説

仏谷村
ほとけだにむら

[現在地名]武生市仏谷町

糠口ぬかぐち村の南にあって、中山なかやま村方面へ通ずる谷道の入口の西山麓にあった。明治以後、武生街道が完備したため県道沿いに転出し、米口こめぐちに接続した。丸岡まるか村の枝村といわれ、昔仏師が住んでいたのでこの名が付いたという。中世山干飯やまかれい保に含まれる。慶長三年(一五九八)九月の越前府中郡在々高目録に村名がみえ、高四一・三石、先高三九石余・出分二石余。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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