精選版 日本国語大辞典 「仕入」の意味・読み・例文・類語
し‐い・れる【仕入】
① 作って入れる。入れてととのえる。仕立てる。
※栄花(1028‐92頃)衣の珠「御経仏などにも、ただ御物々具どもしいれさせ給」
② しつける。教えこむ。仕込む。
※古文真宝彦龍抄(1490頃)「刮は、此人はまちっと能し入たらば好らんと云人をば、とぎ入て用らるるよ」
④ 他からもってきて置いておく。買いこむ。また、他から知識、技術などを得る。
し‐いれ【仕入】
〘名〙 (動詞「しいれる(仕入)」の連用形の名詞化)
① 販売するための商品、または、製造に要する原材料、貯蔵品などを買い入れること。仕込み。
※雑俳・勝句寄(1730)「愛相は仕入の外の一元手」
② 教え込むこと。訓練。
③ あらかじめととのえること。したく。
※浮世草子・世間胸算用(1692)二「むかしは四十貫目が仕入して拾貫目の敷銀せしが」
④ 出来合いの品。既製品。
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