仕切枡(読み)しきります

精選版 日本国語大辞典 「仕切枡」の意味・読み・例文・類語

しきり‐ます【仕切枡】

  1. 〘 名詞 〙 劇場などで、木材で一枡ずつに仕切ってある見物席。七人詰、五人詰、四人詰などがある。相撲の観客席などにも見られる。枡席。枡。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の仕切枡の言及

【土間】より

…【鈴木 充】
[劇場の土間]
 舞台前面,東西の桟敷の間の広い場所を占める観客席。正徳(1711‐16)ころからここを〈切落し(きりおとし)〉と称する追込みの大衆席として使用してきたが,1766年(明和3)7月江戸中村座で,切落しの一部に縄張りをし隣席との区分をするようになり,さらにマセという木材で区切った〈仕切枡〉に発展した。枡の広さは時代により違いがあるが,84年(天明4)の分検帳によれば4尺8寸(約1.45m)×5尺で,7人詰を原則とした。…

※「仕切枡」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android