他動(読み)タドウ

デジタル大辞泉 「他動」の意味・読み・例文・類語

た‐どう【他動】

他に働きかけること。また、他から働きかけられること。
「偶然と―とで成し遂げられ」〈里見弴・安城家の兄弟
他動詞」の略。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「他動」の意味・読み・例文・類語

た‐どう【他動】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 他からはたらきかけること。または、他にはたらきかけること。
    1. [初出の実例]「蓋し自ら提出したる議案を握潰さるるの不面目なるは言ふまでもなけれど、昨年既に其経験あり(他動、自動の別はあれど)」(出典:東京朝日新聞‐明治四〇年(1907)三月一一日)
  3. たどうし(他動詞)
    1. [初出の実例]「国語の動詞には、〈略〉他動の上にも、完了語、一つにて足るあり、(糸を吐く、蜜を醸す、の類)」(出典:語法指南(1889)〈大槻文彦〉動詞)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android