他男・徒男(読み)あだしおとこ

精選版 日本国語大辞典 「他男・徒男」の意味・読み・例文・類語

あだし‐おとこ ‥をとこ【他男・徒男】

〘名〙
① (他男) ほかの男。別の男。
人情本・閑情末摘花(1839‐41)四「他(アダ)し郎(ヲトコ)に身請され、詠めの花となるならば、実なきものと恨まれん」
② (徒男) 誠意のない浮気な男。あだおとこ。
※光悦本謡曲・鉄輪(1488頃)「ことさら恨めしき、あたし男を取って行かむと」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android