付け(読み)ツケ

デジタル大辞泉 「付け」の意味・読み・例文・類語

つけ【付け/附け】

[名]
支払い請求書。勘定書き。書きつけ。「会社に―を回す」
その場で支払わないで店の帳簿につけさせておき、あとでまとめて支払うこと。また、その支払い方法。「―で飲む」「―がきく」
運。つき。つごう。
「途中から―がわりいから」〈魯文西洋道中膝栗毛
(ふつう「ツケ」と書く)歌舞伎で、立ち回り・駆け足・打擲ちょうちゃくの音などを表現し、また見得みえを印象づけるため、舞台上手の横で、役者の動作に合わせて板を拍子木に似たで打つこと。また、その拍子上方では「かげ」という。付け拍子。
付け帳」の略。
手紙。
此中こんぢう―をよこしたあまよ」〈滑・浮世床・初〉
[接尾]動詞の連用形に付いて、いつもそうしている、…しなれている、などの意を表す。「掛かり―の医者
[類語](2信販クレジット掛け売り

づけ【付け/附け】

[接尾]日にちを表す数詞に付いて、その日の発行発令、または差し出しである意を表す。「四月一日―の発令」「五日―の書簡

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

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