付加価値マンション(読み)ふかかちマンション

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「付加価値マンション」の意味・わかりやすい解説

付加価値マンション
ふかかちマンション

住宅不況の脱却を図っていた 1980年代半ばごろからマンション業界で盛んに使われるようになった。その概念は徐々に変化しているが,設備・施設等のハード面と人的サービス等のソフト面に大別される。ハード面にはプールやアスレチック施設,ニューメディア対応設備,オートロック・システム,空中庭園など,ソフト面にはホテル並みのフロントサービスやルームサービス,食事等のケータリングサービスなどがある。また,通常の LDK表示では呼び切れない間取りプランをつくる傾向もある。主玄関とは別に出入り口がある居室を付けたプラス1マンション,茶室やスポーツルーム,パーティールームを配したプラスαマンションなどである。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

土砂災害

大雨や地震が誘因となって起こる土石流・地滑り・がけ崩れや、火山の噴火に伴って発生する溶岩流・火砕流・火山泥流などによって、人の生命や財産が脅かされる災害。...

土砂災害の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android