付城(読み)ツケジロ

デジタル大辞泉 「付城」の意味・読み・例文・類語

つけ‐じろ【付(け)城】

《「つけしろ」とも》
出城でじろ
敵城を攻めるとき、それに相対して築く城。向かい城。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「付城」の意味・読み・例文・類語

つけ‐じろ【付城】

〘名〙 (「つけしろ」とも)
本城とは別に国境などの要所に築いた城。出城(でじろ)
※上杉家文書‐天正一〇年(1582)二月二二日・菅名綱輔書状「従木船河上付城取立候処」
※浄瑠璃・国性爺合戦(1715)九仙山「太子御幸を待ち顔に所々に付城築き、兵粮軍兵こめ置きて」
② 敵の城を攻める時、それと相対して築く城。向城(むかいじろ)
多聞院日記‐天正一一年(1583)三月八日「峯の城は堅固也、付城沙汰之、番手也と申」

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